::: 作品紹介 :::

::: 2005/09/14 :::


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ゑロに挑戦。がんばったんだけどね。
香織さん人格破壊文章
 
 またあの月夜が訪れる。
 そう思うたび小次郎……いや香織の胸はこれから起こるであろう事に期待とそれを望む己に嫌悪とを繰り返す。
 


 零番隊としての隊務が熾烈を極めていた。それは我らの任務が内への刃となって奮われたころに一致する。
 高給のみを考え安易に入隊し、その熾烈さにすぐさま除隊を申し出た者、新選組という名前を暴力のより所とばかりに恥じた行為に走る者。士道不覚悟による粛正の嵐が吹き荒れその実行者として刃をふるう。
 無論事情のある者は許可を得て除隊をすることもあった。だがそれを上回る勢いで不心得者が間引かれた。
 


 局長より人知れず呼ばれ、黒ずくめの隊服にて本日粛正される者の名を聞く。
「では、この二名ですね」
 念を押すと局長は頷いた。調べによれば近辺の住人に金銭をたかり、従わぬ者には切りつけ重傷をおわせたとのこと。そして切りつけた住人の娘にたいし親の罪は子の罪だとして襲いかかりなぶり尽くした。
 切りつけられた住人は翌日死亡、娘は鴨川に身を投げた。当人に問い詰めても侍に無礼を働いたものを手打ちにしたと事もなげに言い放った。
 もともと二人とも無役の武家の出身だ。侍という矜持に免罪符だというのか新選組の名が加わった。
 本来ならなお一層の自制あるべきところだが二人にはそう思わなかった。 
 全くけしからぬ輩で粛正されて当然とも言うべきだった。
「他の者も連れて行くかい?」
 そう問われた。
「いえ。これは拙者の任務ですゆえ」
 一瞬慶一郎殿の顔が思い浮かんだ。隊も違う慶一郎殿を患わせてはいけない。それに汚れ役は私一人で十分だ。 
「そうかい。……悪いな」
「拙者が今こうしているのは局長の寛大な御心あってです。それに報いるのが拙者の努めです」
 一礼して立ち上がり局長の部屋を離れた。



 深夜、京は人通りも無く今夜は新月で暗い。標的の行動は二人そろって飲み屋で一刻過ごして後自宅に帰るのがここ数日の常だった。二人が通る場所も川沿いを通ると決まっており付け狙う者にとっては襲い易い二人だった。
 川辺に植えてある柳に寄り添い闇夜に紛れていると酔った片方を抱き支えながら二人は歩いて来た。片方が手にした提灯がふらりと闇夜に浮かぶ。
「……っとくらぁな。はははは」 
 意味不明だが二人とも上機嫌で鼻歌を歌っている。
 千鳥足で進む二人の後ろに忍び込み抱き支えているほうの背中を袈裟懸けにする。
 言葉も無く力つきた男は前のめりになる。抱き支えられていた男も一緒に地面に倒れ込んだ。起きた男はその場に座り込んだ。
「痛っちぃー。こら安藤。ちゃんとーしろよ。まったく情けないぞこら……」
 よっぱらって倒れ込んだと思っている男は倒された男の背を揺さぶる。返事の無い男に不思議がり、また手にぬるりとした感触があるため眼前に手を寄せるとベッタリと赤い血が付着していた。
「ひ、ひぃ、安藤」
 驚いた男はようやく腰の大小に手をかける。
「だ、誰だ!」
 当たりを見回すようになって初めて他に人がいたことに気づいたようだ。
 所々返り血を浴びたその人物をみて事の重大さを悟った男は蒼白となった。
「渡辺……法度によりお命頂戴つかまつる」
 小次郎はそう一言告げると切りかかった。
 鎖骨の当たりに一太刀浴びせたのだが思いの外動きが素早く致命傷にならなかった。渡辺は立ち上がろうともせず刀を振り回すだけなのだが酔っているため太刀筋がばらばらでかえって危ない。小次郎は手首をねらって切りつける。血飛沫が舞い、右手から先が暗闇の先に消えた。
「ぐああぁぁーー」
 左手で傷口を押さえるがすぐに止まるものではない。脈打つ度に命は流れ落ちた。
 小次郎はこのまま止めをさすために近寄る。突然渡辺は小次郎に向かって雄叫びを上げながら体当たりを繰り出した。間を詰めたのが災いし避けられず小次郎は後ろに吹き飛んだ。
 狂った、というのが相応しいほど血走った目をした渡辺が小次郎の上にのしかかる。刀を奪い取るつもりだろう顔を殴りつけられた。もちろん小次郎も応戦するが体勢悪く致命傷を与えられない。小次郎の手首を死に物狂いで掴みあげる。たまらず小次郎が刀を取り落とした時渡辺が小次郎の秘密に気づいた。
「てめえ、女かぁ! よくも、よくも腐れ女めっ!」
 いうや、小次郎の袴を脱がせ始めた。
 全力で抗う小次郎だが渡辺の力がまさる。袴の紐が緩んだところに強引に左手を押し込み小次郎の陰部をまさぐった。弾みで袴がずれ下半身の腰のあたりが露出する。真っ白な肌が闇夜に浮かんだ。秘所を隠すように黒々とした陰毛が生えている。
「ぐうぅ! やめろ!!」
 指を陰部に押し込まれるが小次郎には痛みしか起こらぬ。
「やってから殺してやる!!」
 強引に指の抜き差しを繰り返す渡辺に小次郎は嫌悪しか沸き上がらぬが触れる体はそうはいかない。逆に乱暴であればあるほど痛みを和らげるために蜜をにじみ出して行った。
「濡れてやがる。け、けけけけけ……」
 狂人と化した渡辺に応える己の体に心で叱咤しながらもがく小次郎を尻目に隆々と起立した肉棒を袴から取り出し小次郎のおさねにこすりつける。露を肉棒の先端にまとわりつかせ挿入する準備をする。
「気持ちいいんだろ。ええっ!」
 答えぬ小次郎の顔面を殴りつける。力のこもった一撃に気を失いかけた小次郎だが大きく体勢がずれたので刀に手が届いた。渡辺は小次郎に挿入する事に集中してそれに気づかない。間髪入れず小次郎はその刀を渡辺の横腹に突き刺した。渾身の力で刺した刀は十寸ほども深く食い込む。
「なっ」
 渡辺は大きく目を見開き、腹に突き刺さった刀に目を向ける。抜こうと刀の刃を掴むが遂げる事はなく吐血するとそのまま力尽き小次郎に倒れ込んだ。
 渡辺の骸をはね除け着衣の乱れを直す。そうしてようやく大きく息を吸い込み呼吸を整えようとする。口の中が切れていたため血の味がした。それまで呼吸を忘れていたようで、新鮮な空気を吸い込んだ肺の腑は嬉しそうに活動を再開した。
 二人の首を一閃の元切り落とす。安藤の首は易く討ち取れたのだが、渡辺の首は先ほどの私憤が刀の筋を鈍らせ首の骨のところで止まってしまった。こうなるとよけいな脂が刀に付着して切れ味が悪くなる。顔をしかめ。もうよけいな事は考えぬようにしてもう一度刀を振り下ろした。ごろりと転がった首を集め風呂敷に包む。骸は河原の石を抱かせて投げ込んだ。地にぶちまけられた血はどうしよう無いが骸がなければ見つかっても騒ぎも小さいだろう。
 全身の、特に顔が血まみれになった為懐紙や手ぬぐいでぬぐうのだがどうも上手くいかぬ。よくみれば手が震えていた。過去の暗殺ではこのような事は一度もなかった。
(未遂だったというのに……女を捨てきれぬという事か)
 覚悟の足りぬ自分。これでは先の任務に支障をきたす。掌の開閉を繰り返し、無理矢理震えを押さえる。収まりはしたが不心得者だという事に愕然となる。
 目の前の現実に押しつぶされそうになった小次郎だがまだ己の身に起こった本当の変化に気づかぬままだった。
 そしてその変化に気づくのは屯所に戻り一息ついた時に鷲塚の顔を見たときだった。



 人知れず屯所に戻り、障子越しに局長に短く討取った旨伝える。部屋の明かりが浮かびだした影が頷いた。首は零番隊の隊員に処理を任せ今日はそのまま自宅に戻ろうとした。
 その時現れた鷲塚の顔を見た途端一気に気がゆるむ。
 逆に鷲塚は血まみれの姿を見た途端心配そうに側に寄った。
「その顔、その血は」
「拙者の血ではござらぬ。顔も大したことはない」
 大丈夫だ。という言葉をつなげようとしたときに妙に体が熱い事に気づいた。どこか傷でも負ったのであろうか。
 己の体を見回すがそれらしき所は無い。不審な動きを見せる小次郎に鷲塚の気遣いが続く。
「一人で戻られそうですか」
 できる。と諾うはずがそう考えただけで体の熱は高くなるばかりだった。これは病気にでもなったか。そうなれば自宅に戻るまでに何かあればひいては隊に迷惑がかかる。家まで同行してもらおう。決めた途端胸の鼓動がより早くなった気がした。
「では、すまぬがついてきてもらえぬか」
「承知しました」
 瞳が潤み、唇は紅をさしたようだった。小次郎は気づかぬが鷲塚の目には凄惨な光景なのにもかかわらず妙に艶めかしく映った。



 自宅に戻る間にも鷲塚が横にいるだけで熱は増すばかりのようだった。
 鷲塚はよけいな事は問わぬが隊の性質を考えるに何をしたのかは朧気ながら気づいているようだった。
 自宅につくとまずは体の血を洗い流すように鷲塚に言われる。風呂の準備は鷲塚がしてくれた。兄上が存命の頃より出入りしているため、我が家の状態は手に取るように分かるはずなので、すべてを任す。待つ間に着替えを用意し、水で血を洗い流した後程なく湧いた湯船に身を浮かべる。
 焚いている途中でぬるめであるのだが湯に入れるだけ有り難い。気を緩め先ほどまでの事はすべて忘れよう。心に決め湯を楽しむのだが、ふと下半身に触れた瞬間渡辺に組み敷かれた事が鮮明に蘇る。とくにおさねを触れられ陰戸から淫水を垂らし肉棒をこすりつけられた事は嫌悪でしかない。
 だが、ふとあれが慶一郎殿だったらと思った途端その記憶が逆に熱を呼び集める。ようやく全身の熱が欲情によってと気づいた香織だが、それは葛藤を生む事にしかならなかった。
 慶一郎殿はともかく……いや私は女を捨てたのだ。私はだれにでも腰をふる淫売ではない。しかしこの全身の熱は認めたくないが……。頭の中で考えが回り続ける。思わず頭を抱えてしまう。勢いよく腕を水から上げたため派手な水音がたった。外で湯を沸かす鷲塚が声をかける。
「香織殿。如何された?」
 その声にびくりと震えた香織は何でもないと言うのだが、明らかにうわずった声に鷲塚の不審は増す。
「もしや刀傷があるのですか」
「そうではない。そうではないんだ……」
 湯船で何に悩んでいるかなど鷲塚は見当つくはずもなく鷲塚の問い掛けは続いた。
「香織殿」
 感情を込め呼ばれるほどに香織の理性は削がれ熱は上がるばかりだった。呼ばないでとも言えず悶々とする香織はついきつい口調で告げた。
「なんでもないと言っている。もう風呂はいい! 中に入っていてくれ」
 承諾しかねる様子の鷲塚ではあるが香織の気性を知っているだけに言葉に従って家の中に入った。
 香織は玄関の閉まる音を聞くまで微動だにしなかった。その後も必死になって思いを振り切るようにし一応の収まりはついたため、急かされるように風呂から上がった。




(一体何があったのだろうか……)
 律儀に居間にて香織が風呂から上がるのを待つ慶一郎だった。悪態の理由に思い当たらぬ慶一郎は首をひねるばかりではあった。考えられるのは零番隊の任務についてであるがもしや嫌になったのであろうか。それならすぐにでも女に戻って頂く。小次郎殿の代わりなどして欲しくない慶一郎は密かに喜んでいた。
 後方より襖を開ける音がした。振り向きざま呼びかけようとする。
「香織殿あがら……いかがされた!?」
 香織はこともあろうか襦袢姿で佇んでいる。地に足がつかぬ様子でふらついている香織は数歩歩むと鷲塚の前になだれ込んだ。鷲塚が近寄ると肩を揺さぶる。香織の名を呼ぶとかすれた声で小さく返事があった。
「傷でござるか。病でも冒されたのでござるか」
 その問いに香織は自虐的な笑みを浮かべる。
「そうかもしれない……愚かだな私は……もう耐えられぬのだ……」
 香織は入浴を終えた後も自問を繰り返したあげく心の一線を越えてしまった。
 慶一郎にはそれが分かるはずも無い。見れば顔に火照りがみえる。風呂上がりといってもここまで赤くなる事はない。先ほどよりも瞳が潤んでいる。これはもう病に違いない。額に手を当てようとするがそれは香織が制した。
「あてなくても分かる……慶一郎殿……この火照りを直すため力を貸してもらえぬか」
 一体どんな奇病に冒されたのであろうか。鷲塚は即答した。
「無論です。水でも持ってきましょうか」
 無言でかぶりをふった香織は鷲塚の頬に手を添えると己の頭を寄せ鷲塚の唇を吸い上げる。驚く鷲塚に添い、厚い胸元を着物越しにまさぐった。
「香織ど、うっ」 
 絶え間なく吸い続ける香織の肩を掴み無理矢理引き離す。
「なんて事をなさるのですか!」
「……力を貸すのでしょう?」
 妖しい視線を投げながら、言葉を紡ぐと顔が駄目なら首筋にとばかりに唇を寄せる。吐息がかかり甘ったるい痺れが慶一郎に走る。香織は襟元より細い手を差しいれ慶一郎の諸肌に触れる。
「この身にこもる熱……慶一郎殿に消して欲しいのです。他の者では……嫌なのです」
 耳元で囁いたその言葉でもって香織は慶一郎を陥落させた。



 その夜からあの日のように新月が近づくと熱を帯びるようになった。熱がさめた後はいつもの香織に戻るため慶一郎も女に戻れといえず、しかも香織を抱く機会ができたため今は慶一郎もその日を心待ちにするようになっていた。
 香織も同じ思いでとくに新月に近い日に浪士達と切り結び血を見た時はより大胆に慶一郎にねだるようになっていた。
 二人はほとんど香織の自宅で睦んだ。慶一郎の部屋でもいいのだが男性特有の無頓着さで部屋には独身者が寝起きするために必要な品以外まったく無い。あっても趣味の道具程度だった。
 その点香織の自宅は兄と暮らすために大きめの一軒家を借りており生活道具もそろっている。何をするにも都合がよかった。
 今夜も香織の寝室で始まった。誰に急かされる訳でないが疾く着物を脱ぎ絡み合う。風呂上がりだが香織の全身から甘い匂いが微かに感じられた。慶一郎が唇を押し付け、舌を差し込むと応えるように舌をからめて来た。二人の手は忙しげに互いの体を触れ合い陰部に向けた。
 慶一郎が下半身にある茂みよりおさねを見つけだし軽く触れる。それだけで香織はびくりと震え歓喜の声を漏らした。香織も慶一郎の肉棒に触れ軽く撫でていたのだが双方それでは物足りない
「もっと……もっといじって」
 香織がねだると慶一郎は仰向けに寝る。そうしておいてから香織に指示を出した。
「私の顔上にお乗りなさい」
 言われるまま香織は慶一郎の頭上に跨ぐ。慶一郎から普段日に当たらぬ真っ白できめ細かな肌が見え、むちむちとした太ももの付け根には黒く縮れた茂みに隠されているが熟れた陰戸が刺激を求め今かと待ちわびていた。
 そのまましゃがむように指示を出すと香織が慶一郎の顔に尻を押しつける。重量のある太ももや臀部が慶一郎の顔を窒息させるかと思うほどに埋もれる。風呂上がりのため汗のにおいはほとんどなく雌特有の甘いにおいを放ち慶一郎の鼻腔をくすぐる。息ができるようにずれ指で花弁を広げると慶一郎は湿り気のこもる陰戸に舌を伸ばす。
「あ、……」
 甘い吐息を吐きながら慶一郎の愛撫に任せる。慶一郎は腰を抱きかかえながらそのまま花弁も含め舌で執拗に攻める。途端に蜜はとろとろとあふれ出し慶一郎の顔を汚すまでになった。おさねの包皮を剥き固くなった女芯を舌先でつついた。
「んっんん……もっともっと」
 舐め上げるたびに口走る嬌声に慶一郎の興奮も増す。舌の届かぬほど奥は指を差し込みかき混ぜながら、入り口に舌を這わせ柔らかな感触を楽しんだ。蜜汁の出は溢れるばかりで慶一郎はわざと音を立ててすすった。
「いやっ……そんな……ああん」
 嫌だという言葉を紡ぎながら香織は全身をふるわせ享楽に身をかたむけていた。本意でないだろう。腰を振りながら楽しんでいる。
 力が抜けたのであろうか上体を伏せる。香織の頬に慶一郎の肉棒があたる。香織は愛おしそうに肉棒にしゃぶりついた。
「こんなに……固い……」
 唾を絡めつつ雁首を重点的に舐め上げる。先端を舐めている間は両手とも使い竿を扱く。先端を口に含みすぼませる。吸い上げる顔と手の動きを同期させ快楽を相乗させていった。時折口を離すと睾丸に至るまで丹念に舐め上げる。筋張ったところには特に舌先でなぞっていた。
「香織……殿っ」
 互いに舐めあい興奮を高めていくが先に高みに登ったのは香織だった。
「ああ、いい、いぃの……い、く……」
 そう呟いたあと全身を痙攣させながら肉棒から口を離し慶一郎の横に寝そべり全身の力を抜いた。目を閉じ恍惚の表情を浮かべる香織に充足たり得た慶一郎は膨張した肉棒を手に持ち先端を香織の口に寄せ扱く。荒い息で佇んでいた香織だが口先にある物に気づくと口を開きつきだした舌で肉棒の先よりほとばしる精を迎え入れる準備を行う。途端に肉棒の先より熱い精が香織の舌の上に放たれた。勢い余った精は口腔を飛び出し頬や首筋にかかる。
 すべて出し終わった頃に香織は口を閉じ少しずつ飲み込む。すべて飲み終わった後も頬や体に付着したものを指ですくいふっくらと柔らかく朱に染まった唇にのせた。
「ああ、濃くて……美味しい」
 指についた物も残らず舐めとろうと猫のように舌を動かす香織に淫気を感じ発作的に覆い被さりその唇に吸い付いた。香織に多少の驚きはあったが特にあらがう事はせず慶一郎の好きにさせていた。
 慶一郎はそのまま首筋から鎖骨、胸へと吸う場所を変える。節の太い剣術ダコのついた指で餅のようにしっとりと柔らかな乳房を揉み下す。揉みながらも桃色に染まった先端を吸い時おり歯を立てる。
「あうっ……もっと。ねえもっと……してちょうだい」
 一度達した後だと多少のことは痛みではなく心地よいものとして身を貫く。普段の小次郎としての態度と今睦み合う香織との激しい落差が股間に力強さを与える。
 香織は慶一郎の肩より腕を通し抱きしめる。胸だけでは足りぬと足で慶一郎の腰を抱えて自らの腰をこすりつける。慶一郎の肉棒に香織の茂みがあたり擦れた。淫水にまみれた茂みは絶妙な刺激を肉棒に与え力の回復に一役買った。
 慶一郎は起きあがるとからみついた香織の手足をほどく。足はそのまま大きく広げ挿入しやすい体勢にした。己の下腹を打つほどに隆々とした肉棒に手を沿え、具合を確かめると香織の下半身にあてがい亀頭と花弁を擦り合わせる。花弁はねっとりと亀頭に纏わり付いた。
 激しさはないが期待の高まる刺激にうっとりとした表情を浮かべ小さな吐息を漏らす。
「ああ……慶一郎殿」
「香織殿……いきます」
「きて、早くきて……」
 半ば惚けたような口調で香織は慶一郎をねだる。慶一郎はねらいを定め徐々に腰を落とした。並々ならぬ蜜汁が挿入を手助けする。入り口はきつい。熱い体内が中へ誘うように蠢く。あわせるように根元まで貫いた。
「ぅんっっ」
 香織は肉棒の入り込んでくる感触に小さくうなりを上げる。慶一郎は動きを止め香織を気遣う。が香織は頭を振る。
「続けて。いいの……慶一郎殿がいっぱいなの……」
 慶一郎は腰使いを再開する。香織の様子をうかがいながら徐々に振幅を大きくさせていった。香織は布団を掴み、眉を顰める。
 腰をぶつけるほど突くたびにびちゃりと音がたつ。慶一郎は長く味わいたいと思うのだが締め付けがきつい。すぐ果てそうになるのを必死で堪える。
 甲高く甘い響きを持った声を上げる香織は夢中で慶一郎を受ける。
「あぁ、いっ……はぁ、っ……あぁぁんっ、来て、きてっ……」
 香織は慶一郎に手を伸ばし慶一郎を求めた。呼応するように慶一郎は腰の動きを止めずに前倒しになり香織の唇に吸い付く。慶一郎は腰の動きを限界までに早めた。
「うんっ……う、くっぅ、いくっ……いくのっ」
 香織は弓なりに反ると痙攣を起こし果てる。気を遣ると急に締め付けがきつさを増した。慶一郎は堪えきれず小さくうめき最後に奥深く突きたてるとありったけの精を放った。慶一郎も全身の力を抜いた。
 二人ともその場から動かず余韻に浸る。
「良かった……」 
 といった香織は慶一郎の顔中に口づけを行う。
 荒い息を整え慶一郎は起きあがるとゆっくりと肉棒を抜き取る。
 淫水と精液まみれの肉棒を懐紙で拭き取ろうとすると香織も起きあがり
「私が綺麗に致します」
といいながら舌で汚れを舐め取り始めた。先端に口を寄せた香織は尿道に残った精液まで吸い取った。
 そうして二人とも疲れた体を横たえる。慶一郎の体にくるまるかのように体を曲げて寄り添った香織はほどなく眠りについた。
 


 平日、小次郎はいつものように任務についている。だが月齢を重ねるたびに思うのだ。
 またあの月夜が訪れる。そしてもう己は欲望にあらがえぬのだと。

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謝罪の後書き
いくら隠密部隊だって複数対一というのは新撰組的には無いと思うが香織さんの痴態は他の人はられては離しの都合上悪いので一人で出立。
全国の安藤さんと渡辺さんすいません。この二人は勿論架空。名前が「あ」と「わ」(最初と最後)で終わる人にしようと安易につけました。
風呂場で思考回路はショート寸前の下りは香織さんは自分一人で考えて行動に起こして自滅するタイプということで。
黒ずくめの隊服を書いたのは闇討ちにあの隊服はないだろうという点とERAさんところの香織が格好良かったから
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